学長あいさつ
第56回経大祭「Progress」に寄せて
石田 優子
経大祭は、大学が開学した翌年の1968年を初回とし、以降、半世紀にわたり毎年開催され、学生・大学関係者のみならず、地元の皆様にも多数ご来場いただき、地域コミュニティの中核のひとつとして期待される本学の役割の一翼を担ってきました。運営には、「大学祭実行委員会」が、企画、広告、協賛金集めなど主体的に携わり、1年がかりで準備しています。
新型コロナ禍では、祭の開催が叶わなかった年や、制限下での開催となった年もありましたが、実行委員会の学生たちは「コロナ禍で希薄になりつつある学生同士の絆を再確認して希望を持つきっかけにする」として、「学生の、学生による、学生のための」祭を目指し、今できる最大限に取り組んできました。
「Progress」
コロナ禍を越えて社会が動き出した今年、「前進する」という意味を持つ「Progress」は、第56回経大祭のテーマにふさわしいと思います。「以前の経大祭のかたちを取り戻す一歩に」とのことですが、きっと、コロナ禍で葛藤した経験や考えたアイデアを積み重ね、過去を越えてさらに前進していく、そうした一歩になるのではないかと思います。
今年の経大祭が、学生にとって忘れがたい、青春の思い出となることを期待しています。開催後の夜には、花火を打ち上げる予定だと聞きました。夜空を彩る花火の、最後の光が消えたあとも、参加したひとりひとりの心の中にはきっと、輝く思い出がいつまでも残ることでしょう。
最後に、地域の方々をはじめ、ご支援いただいている皆様に感謝申し上げるとともに、今後も変わらぬあたたかい応援を賜りますよう、何卒心よりお願い申し上げます。今年は来場制限もありません!多くの皆様のご来場を、心よりお待ちしております。